今、都市部の喧騒から働く場所の一部を切り取りそして移されております。
サテライトオフィスという新しい働き方
それがなぜ徳島なのか。
なぜ美波町なのか。
そんな美波をご案内します。
徳島県の南部に位置する美波町は2006年に日和佐町と由岐町の2町が合併し誕生しました。
太平洋の大海原と山の自然、澄み切った川などの大自然にかこまれています。
四国霊場23番札所である薬王寺に参拝するお遍路さんで門前町は賑わい、室戸阿南海岸指定公園でもある大浜海岸では夏になるとアカウミガメが産卵に訪れます。
県南部はサーフィンやダイビングなどマリンスポーツも盛んで、夏から秋にかけて多くの観光客で賑わいます。
また、秋には八幡神社で大きな秋祭りがあり、美波町の一大イベントになっています。
平洋の黒潮によってもたらされる海の幸や、清流に洗われた綺麗な土で育つ野菜。
それらを使った漁師めしや郷土料理など県南部には豊富な資源や食文化があります。
夏には鮎やうなぎ、秋になると伊勢海老やアオリイカ、
寒くなるとアワビやサザエなど季節によって違った恵みを与えてくれる海山川。
そんな食材をふんだんに使った”地元めし”は格別です。
一度食べるともう都会での料理に満足できなくなるかもしれませんね。
地上デジタル放送移行に伴う電波特性の変化等により、地上デジタル放送になると、徳島県では約7割の世帯が近畿等県外の放送をアンテナで視聴できなくなるという状況にありました。
その対策として、県は平成14年から平成22年にかけて、市町村と連携して「全県CATV網構想」を推進し、
民間や市町村と協力しながら、ケーブルテレビ網の整備を進め、その結果、全ての市町村で整備が完了し、近畿等県外の放送を安定的に視聴できる環境が整いました。
収益性が低く民間主導の整備が困難な中山間地域の家庭にまで、地方公共団体の光ファーバー網が張り巡らされ、
その延長は地球5周分に相当する20万㎞を超え全国3位!まさに「ひかり王国徳島」が形成されています。
秋になると日和佐八幡神社で大きな秋祭りがあります。このお祭は、各八地区からそれぞれ”ちょーさ”と呼ばれる大きな太鼓屋台(布団太鼓)が出て、神社のお神輿について町を練り歩きます。
見どころはなんといってもウミガメの産卵で有名な大浜海岸から海に勇壮に向かっていく”お浜出”で、一年の豊漁豊作を祝う氏子の祭りとして、 明治初年から現在まで続いてきました。
美波町では由岐地区を含めたくさんのお祭りや風習が現在も残っており、歴史や文化を次世代に残そうとする働きが、年配の世代から若い世代まで様々な町民の交流につながっています。先人の想いを引き継ぎこれからも続けていきたい、そう思える歴史がこの町にはたくさんあります。
美波町は昔から漁業の盛んな町で有名で、四国霊場23番札所 薬王寺の門前町として栄えてきました。
しかし現在では進学や県外就職によって地元を離れた若者や高齢者の増加で過疎の一途をたどっています。
そんな美波町では明治時代から残る歴史ある建物をリノベーションし交流スペースにしたり、使われていない老人ホームや遊休施設を再利用しオフィスにしたりと古民家再生にも力を入れています。
取り壊すしかないとされている歴史ある建物を再利用することで、美しい街並みの景観を残すとともに、町の人たちの思い出を残すことにつながります。