2022.09.01
新たに株式会社四国の右下木の会社がサテライトオフィスを開設しました。
かつて美波町はウバメガシやカシなど、上質な薪や炭の原材料となる照葉樹が多産し、生産された薪や炭は、美波町の生活だけでなく、関西都市圏のエネルギーを支えていました。
木質燃料が化石燃料に転換されたエネルギー革命などを機に、人々は、資源確保の場だった森林から距離を置くようになりました。伐採や手入れが途絶えた結果、森林の持つ空気や水を浄化し、人も、川や海の生き物も養う機能が低下し、自然の循環を止めつつある現状になっています。四国の右下木の会社は、日本の森林の課題を改善するべく、プロダクトや提供サービスを通じて、多くの人が森林の受益者となる「森林関係人口」の創出と森と人の営みの新たな循環モデル創りに取り組まれています。
具体的には、自社で伐採した木材を活用した備長炭や薪の新ブランド開発を進め、付加価値を高めた商品として販売するほか、エコツーリズムなどのプログラム事業も展開する構想です。
そして、美波町での知見を活かし、各地域における環境資源、文化資源、人的資源を活かした森林関係人口の創出の支援をされる予定です。
国土の70%を森林が、そして40%を里山が占める日本では、森林・木材こそが最大の資源と言えるのではないでしょうか。美波町から生まれた事業が、全国に広がるように美波町も後押ししていきます。
株式会社四国の右下木の会社
開設地:徳島県海部郡美波町奥河内字弁才天54-5
本社:徳島県海部郡美波町奥河内字弁才天54-5
主な事業:森づくり事業・プロダクト事業・プロジェクト事業